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演奏を聴きに、よく遠征したもんだ。その2 〜深い意味は全くありませんが本題です〜の巻

というわけで、僕はインパクトある演奏会に影響を多々タタタ受けた人なんです!中でも、一番印象に残っているのは、BBB(ブリーズブラスバンド)の「ドラゴンの年」を聴いたときですね。2楽章最高!!!涙流しますよ、あんなの聴いたら!!(3年くらい前に来日したグライムソープ(Grimethorpe Colliery Band)のドラゴン等も聴きたかった!)。あとはミード(Steven Meed)のオヤジを眼前にして聴いて自分のレベルが上がりましたね(自信アリ!)。あんなに軽がると吹いている(ように見える)のに超ハイレベル演奏のオンパレードでミスも全くない。低いレベルでくすぶっていた自分が吹き飛ばされましたよ。・・・あの時の目の前は明るかった。

 あと、印象に残っているのは、やっぱりBBBなんですが、POPSコンサートみたいのがあって8人くらいで行ったのですが、会場の下見に行ったときに関係者の人と出会ったんですね。で、どっかの図々しい者(連れの仲間たち)がなんか話し始めてしまい(確かでない記憶)、さらに図々しくもリハーサルを見学させてもらったコトがあります。今思えば、なかなかすごいことだなあと思います。そういえば、「また見学したい場合は、前もって言っていただければよろしいですよ」とも言っていただきましたなあ。すごいや!BBB!!

 他では、BBB聴きに宇都宮まで”車で”行ったことも。あれは演奏よりも遠征した行為に対する印象だけですね、演奏内容は忘れたので。最近ではアート・オブ・ブラス・ウィーーン(金管5重奏)を上越まで聴きにいったこと。ラッパの2人が”けたたましかった”が(音楽的にもパフォーマンス的にも)、個性的でかつ息の(表現の)合った演奏(山中君的にいえば「ヤツらは”Family”である」)だった。無理なくいい音で、強烈な 音を炸裂させていた。

 最近ではありませんが、バレエ(たしかレニングラード)の「白鳥の湖」が観光会館に来たとき、オーケストラをいっしょに連れてきたので(僕はバレエ音楽好き)出かけたことが印象的。チケット高ヶぇ〜。バレリーナが音楽に合わせているというより、オケが懸命に踊りに合わせる印象。ちょっと後ろで、子どもに解説している「お父さん」がうるさかった。大部分はバレエを見にきているので、静かに音楽を聴く雰囲気でないのね。

 やっぱり、生で直接聴くことにすごく価値がある気がしますね。ミード氏やウェヴスター氏なんかは見ているインパクトが大で、ためにもなります(彼らは”魅せている”が)。まさに「百聞は一見に如かず」というやつです。CDで初めてブラスバンドを聴いた感激も大きかったですが、本物の臨場感や雰囲気、息遣い、エネルギーなど、自分も音楽をしたくなる源がぎっしりつまっています。CDのほうがデキがいいのですが、目の前で聴くと燃えてしまうんですよね。こういう点はブラスバンドの最も素晴らしい魅力ですよね。

 こう考えると、自分たちの演奏も、拙い演奏であることはわかっていながらも第1回の演奏会の評判がわりとよかったのもわかる気がするなあと思うのです。どういうことかといえば、すご〜くレベルの高いものは除いて、音楽の根っこのところというのは、どういう演奏がしたくて、どういう表現をしたくて・・・という気持ち(魂)を伝えることなんじゃないでしょうか(演奏者によって様々で)。第1回の演奏会では、僕らの情熱や勢いなどを若い気持ちで演奏しようという指針が、少しだけでも伝わったんではないですかね。それは、生の演奏会ゆえに伝わったものだし、自分たちも謙虚だったことが大きいかなと思います。こんなふうに、演奏会の大きな目的(演奏会自体が1つの曲みたいなもの)をみんなで持って、謙虚で懸命に頑張れば(練習過程も当然含む)、それで大部分は成功しているといえるし、少しでも僕らの気持ちが伝わるのでしょう。この核心さえバッチリなら、満足感が100%を超えること間違いなし!ですよ(あとは自分の演奏のデキ次第・・・)

 ということで、自分との新たな楽しい遭遇を求めて、みなさんも積極的に演奏会へ”遠征”してみませんか。 オモロイ情報もあったら教えてください。

Last modified:2009/06/01 02:22:59
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References:[団長コラム]