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上級者への道(前編)の巻

 なんとなく仕事を通して思うところがあったので、一言。

 僕の仕事は電話や窓口での対応が多いのですが、例えば、入りたての頃んかは周りの先輩たちが上手にソツなく対応していて、すごいなあ〜とか思っているのですが、いざ、自分が同じように対応できるかといえば、なかなか出来難いですよね。ちゃんとできている自分が想像できないし、お客さんによって聞いてくるコトや話す内容が違ってくるから、一人前になるには一筋縄ではいかないというか、いつまでたっても”まだまだ”なんですよね。でも、みんな必ずどんな格好でか上達していき、なんとかこなせるようになるんです。自分が”できている”とはそうそう思わないでしょうが、実際にお互い(お客と自分)が納得しあい、言うべきことを言えるようになってきます。

 これらの感覚は、仕事だけでなく、いろんな場面で似たような感じがでてくる経験がありませんか?特に、スポーツや楽器の演奏など、技術がともなうことに多いように思います.そういえば、窓口や電話処理も一種の”テクニック”が必要な感じですものね。 上達って、いつ、どうやってするんでしょうか?自己流ですが、上達するためのコツがあるので、みなさんに見てもらおうと思います。まずは、最もスマートな方法ですが、これは器用さとか人生経験の多い方用といえます。必要な知識をたくさんつけて、先輩方の対応や仕草から、対応のコツ、よくくる質問、よい回答方法などなどを上手く”盗み”自分のモノにしてしまいます。そして実践経験をとにかく積むこと。そして実践の中で様々なパターンを見つけ出し、体得することです。重要なのは、大事なポイントをいち早くとらえること。思ったことや言うべきことをキチンと自然に相手に伝えるができること。

 この段階までくれば、ちょっとくらい困惑する場面に遭っても応用を利かせてうまくこなせるでしょう。僕的感覚では、英語の勉強をたくさんして長文などに慣れてくると、分からない単語が時々混じっていても文章の内容が理解できるという感じ。肝心の内容が理解できているからそれでOKです。つまり、大事なところは掴んでいるのです。

 しかし、これはある程度の経験を積んでいないとできない応用編で、”上級初心者”向けといえましょう。では、ホントに初心者、素人さんが上達するポイントはどこにあるのでしょうか?

 はじめのうちは、例えば、始めてのバイトとか、新入部員などは、教えられたことしかできませんよね。でも、先輩は一から十まで教えてくれるものではありません。ということは、教えてくれること”だけ”をやってるだけでは上達が遅いと思われます。自分なりにコツを掴み、いろいろやってみたり、まだ教えられていないが先輩がやっていることを見て盗み、思い切ってこっちから聞いてみたりすることが大切なのです。個人的な能力差や身体的な差は、もちろん多少なりともありますが、それほど絶大的に大きい差ではありません。初心者にとって、一番大切なのは”志”すなわちやろうという気持ちと、それを実行しようとする”根性”だと思います。

 ただ、はじめのうちはみんなやる気もあり、頑張ろうという気持ちで溢れていると思います。井上流でいえば、ただやる気を出すだけではダメなんです!”困難なことにあえて立ち向かっていく気持ち”があること、これが最重要要素になります。これが、実は上達への”近道”なのです。言葉では簡単に言えますが、実際やるのは大変に困難です。特に初心者はおっかなびっくりですので、困難に立ち向かいにくく、厳しくやっていこうということは、容易にはできないですよね、いろいろわからんし。そこで失敗をも恐れぬようになれる”きっかけ”が必要なのです。これは、人によって様々で、その人のエピソードになるような出来事になると思います。

Last modified:2009/06/01 22:51:34
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References:[団長コラム]