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ラフィネブラスバンド - バスとチューバの違い その2 Diff

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で、毎度の長い前置きは終わりで、本題です。簡単に言えば、「ロータリー楽器はチューバ、ピストン楽器はバス」ということになります。ただ、僕も本当のことは知らないので大注意です。最近ではフロントアクション(楽器のロータリー部分がピストンになっているアメリカン(?)な楽器)なども流行っております。というのは、ピストン楽器ながら、ロータリー楽器との”あいのこ”みたいなものがあるかと思われます。

 肝心の特徴なんですが、個人的な体験談しかありませんので、それを簡単にご紹介。

ピストン楽器(バス)
反応が速い。音がダイレクトに出る感じがする。それゆえ、速いパッセージに最適である。響きも良く、音が軽い。高音でやすい、低音もでやすい。ただ、継続的に低音をのばしたり、重厚な感じを出しがたい(パワーがいる)。楽器が鳴らないと最悪→存在感ナシ、となる。ほかの楽器などにも音が溶けやすく、goodプレイヤーでも隠れてしまいがちである。ブラスバンドではバス奏者が4人もいるが、へたするとしょぼくなり、がんがん吹き鳴らす必要がある。この理由から、初心者向けでありながら、パワー不足だときついのが難点。手入れが面倒。

ロータリー楽器(チューバ)
なんといっても重厚である。存在感がある。オーケストラの中でも際立つので、オケではチューバであることが普通。ソロ、アンサンブルでは主に使われる(5重奏を考えるとF管(ロータリー)がベスト)。楽器が鳴ってくると、ぶんぶん鳴る(B♭管、C管は最強)。上手いロータリーチューバ吹きは、バテずにぶんぶん鳴らしてくれるので、そんな人が団体に何人かいると低音の憂いがなくなる(へたするとうるさい)。ただし、ロータリーは鳴らし始めるまでがつらく、軌道に乗っている場合はよいが、発展途上中の場合はムームーしがち。クリアな音がでにくく、音も重い。ドラゴンみたいな速いパッセージはできない(常人には)。高音を巧く使いこなすのがムズい=抵抗が大きい。吹奏感が大きく、満足感が高い。手入れがラク。

 と、チューバは用途や曲のイメージによって使い分けることが往々にしてあります。しかし、お察しのとおり、楽器自体の値段が激高&保管場所がどこにあんねん状態で、高い買い物をする時に一大決心をして買い、1本の楽器を大切に使用するのが、現状での一般人の常識であります。よって、使い分けなんてできねぇーーーぞ!

 これらの現象は、少なからずどの楽器にもいえることです。もちろん、ブラスバンドをやるからにはサクソルン系の楽器を揃えてできたほうが本来で、面白いんでしょうが、とりあえず、あまりこだわりすぎず楽しい環境整えるのが先決かな、と思っております。高いから、楽器が。H岡さんなどにうまくおだてられながら、音楽と楽しくつきあっていきましょうぜ!

 かなり個人的な目標として、サクソルン族金管楽器でエワルドの5重奏曲をメチャうまでやりたい!(聴きたい)