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ある先輩の教え その3

 それから”やる気”ですが、これは大前提ではないですかね、一般団体として集まっているのですから。若い人のように熱意を前面 に出すような”アツさ”はなくとも、演奏会などのイベントに向けて自らを高めることや、曲をきちんと吹けるように努力する気持ちは当然あると思います。また、直接音楽に接していない部分でも、普段の練習(半オフ期など)を継続して続けることや、演奏会の計画を立てたり準備したり、時には東奔西走したりと、面 倒でやりたくねぇなーということも、みんなのために、また演奏会の一環として「やってやろう」という気持ちがあると思うんです(「しゃあないな」でもいいのです)。結局は、自分達全部でやらなきゃいかんのですから、中高生の部活動気分ではうまくいかない部分も多いし、”おんぶにだっこ”になっていては負担が偏ってしまうし長続きしないよね、最初のうちは手探りなんだけど。

 また、ちょと話はズレるかもですが(いつもズレまくりでスミマセヌ)、責任を持つことも”やる気”からつながっているのではないでしょうか。特に思うのが”意思”を伝えることです。多くの人がいるなか、自分がどんな気持ち、どんな状態であるか、どうしようとしているか・・・を伝えることはとても大切です。携帯電話やメールやらといろんな伝達方法があるので、言いづらいことでも”意思”を伝えてください!人間はいろいろ考えて自分を追い込むことになりやすいので、客観的に見れる”友達”になんでも話することは大切よ。自分がその”友達”になることも大切。僕も、バンドの代表というだけでなく、いち個人としてなんでも話してみてください。勝手に(なにもいわず)責任のない行動をされるとなるのもツライですしね。

 しかし、そのへんは自分の中での問題だけでなく、ラフィネのメンバーとの信頼関係の問題にもなることなんでしょうね。信頼関係を築くことに”入っていく根性”みたいのも、みんなと長く続けていくうえで必要な要素なのかも知れません(特に最初のうちは)。甘く考えていて、ヒョロヒョロ〜とうまいことしていくことも出来るでしょう。しかし!ウマく無難に無事にキレイに順調にものごとがはこぶ世界は無いのだ!!時には苦い道を行き、時に楽しい道を行き、それらの工程をみんなで歩み、共感していきながら信頼関係が生まれるものです。肝心なところには必ずツラい道があります。ですが、その先はゼーーッタイに素晴らしい瞬間が待ってますから、簡単に退避せずにツラさに立ち向かって頑張ってみましょう!!努力や苦心を重ねた末の”その瞬間”こそが、みんなが、音楽だけでなく、何かに打ち込んでいる最大の目的ではないのですか!!人生は短く、いつ死ぬかわからないです。自分がその”瞬間”にこだわって日々すごしているなら、いつ死んでもそれほど悔いは残らないでしょ?「なかなか面白かった」といえる至高の瞬間を共感できるラフィネブラスバンドになれるよう、みんなでちょっこずつ頑張っていこうじゃありませんか!先ほどの”人数”のところでの、急造バンドでは十分楽しめないのでは?という話は、”信頼関係”が築かれていないとこに根底があるのかも。確かに信頼関係がないと、いろいろと言えないのはわかりますよね。でも!僕流にいえば、これらはギャンブルと同じで”何かを得るときにはそれなりのリスクを背負う”くらいの気持ちがないとね!!

 4つめに”練習場所”ですが、これはある意味、盲点です!バンドを興すときなんかは、参加人数、メンバー、費用、運営方針・・・などでメドが立てばGOGOランプ点灯し、新しいバンドができるわけですが、この練習場所の確保というのは、以外に甘くみられがち(サイアクの場合考えてない)だと思います。まあ、どこかの学校の吹奏楽部の先生がいることが多く、その恩恵にあずかる例が多いのでその点からも盲点といえるでしょう。一般的には、どっかの多目的ホールとか、音を出しても良い場所の広めの会議室とか、なんらかの公共の施設 (ほとんどないが)を使ってやるしかないんでしょう。だいたい、9−12(13)−17−21時のくぎりで、良くても1区画8,000円〜15,000円くらいでしょうか。芸術村や呉羽の練習場(TSBの主練習場)だと1時間500円〜1,000円くらいでできるので最高です。が、こういう活動をしている人が結構いるので、条件のいいところは競争率が激しすぎて半ばあきらめ気分です(それは芸術村の話で、イベントもドカドカ入っているので入り込む余地は無いって感じです)。かといって津幡町でやっても来るのがやや大変で。悩ましげな問題点ですよ、ウチのバンドでは。

 みなさん、パート練習までできるたいへんよい環境の練習場を、必ず必要となる練習場を、しかも無料で使えるなんて、感謝感激このうえナシ!ですよ。だれかーー。いい練習場知らないかい?

 えー、つけ加えですが打楽器においても同様の問題が起きてございます。打楽器のみんな!!がんばろうぜ。

 そちて最後に”優秀な指導者”。いやーー、今んとこは団長か。これじゃダメダネ。まあ、当面は頑張ってもらうしかないね。とはいっても、大人のバンドにおいて指導者の力量が中高生ほどに影響するわけではないから、みんながブラスバンドに慣れ親しんでブラス力がアップすれば、演奏会やイベント催事は気合でやっていけるかなと思っております。団長も熱意ではそうそう負けませんので、副指揮者くらいは務まるでしょう(彼は耳が悪 いんですよ)。

 僕流で言えば”指導者と指揮者”は同一のことが多いんだけど微妙に違うんでして。指導者は普段のトレーニングを受け持ち、計画的にまとまりのある一体感のある(いろんな言い方ができますが)演奏に仕立てていき、結局、曲を仕上げるにまでに至ります。指揮者とは、奏者と同様で、ひとりの表現者であるため、演奏のイメージに合わせて(ここで個人差がでますが)自分もまた体を使い、両手両足を使い、目線を使い、棒さえも投げ捨ててひとりの表現者へと”豹変”さえするのです。そんな指揮者、見たことアルでしょ?

 というのはおおげさですが、指揮者によって、ある”色彩感”が出たり”表情”が出たりするのです。もしかしたら、本番の1回こっきりの演奏ゆえにでることもあります。アマチュアの場合、演奏者がどんな演奏をするのかは、指導者兼指揮者の楽しみのひとつです。モチロン心配で心配で心配でしょうがない気持ちが先にあるんですが。

 ですから、最も”面白い”パターンとしては、優秀な指導者のもと鍛えられたバンドが、すばらしいゲスト指揮者によって演奏されることかな。ぶっつけならなおオモロイ、ってんなことないか。

 えー、最後のほうは駆け足(前半に比べて)でしたが・・・僕はいったい何をこんなにズラズラと書いているんでしょう、このペースでいったら本出せるんでないけ。恥ずかしいからイヤーン。まあなんでもいいや。楽しいお返事まっております。長いひとりごとでした。

Last modified:2009/06/01 13:32:07
Keyword(s):
References:[団長コラム]